クリスマス。皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。
私はパートナーと、東京演劇アンサンブルのクリスマス公演『銀河鉄道の夜』を観に行ってました。小さな劇場で、あまり美しくなさそうな絨毯が敷いてある座敷に上がってみるという状況でした。バラック小屋と言えるのですが、歴史を感じる劇場でもありました。
私は今年、18もの公演を感激いたしました。宮沢賢治作のこの作品も今年2度目です。演じる劇団が違い、当然演出も異なるのですが、やはり宮沢賢治はすごい人だと思うんですよ。 生命を考えさせてくれます。 夢を持たせてくれます。 こころを浄化してくれます。
いじめによる自殺がたびたび報道されました。 命を絶った青少年には、残念な思いがありますが、ご冥福をお祈りします。 いじめ問題ももちろん解決しなくてはいけない大問題なのですが、報道の在り方に大きな疑問を持ちました。 悩める彼らに、「死」という逃げ場を紹介したのは、報道あるいはキャスターの言動にも問題があるように思うんです。 自ら「死」を選択するのはよくないということを、しっかり言うべきだったのです。キャスターが言わなければ、テロップで流すべきでした。 悩める人たちは生命の尊さを忘れてしまう状況にいるんです。 だから「死なないで」「生きろ」というのは、実効は上がらないかもしれませんが、少なくとも大きな影響力のあるメディア関連の人は、単にいじめによる自殺を事実として報道するだけではいけないと思います。 主張してください。 生命の尊さを。
観劇すると、私は力をもらえる気がするのです。 劇団の方々はほぼ皆、好きなことに熱中し、われわれを楽しませてくれます。考えさせてくれます。 大した収入にならない劇団もあるかと思いますが、来年も熱中没頭してください。 応援します。